約 758,588 件
https://w.atwiki.jp/animan42133/pages/13.html
【コテハン】 秘書です 【年齢】 20 【家系について】 アインツベルンにインスピレーションを受けて空の器に魔法を受け入れさせることによる根源到達を目指した家系、歴史は900年程度 【階位】 典位 【所属学科】 天体科 【魔術系統】 まさかの根源接続者、ややこしすぎて自分でもちょっとよく分からないことになっている。二重人格みたいなもののver.2さんが「」の力を行使する 【性格】 情緒不安定なメンヘラ、ロード・アニムスフィアにかなり入れ込んでいる、定期的に情緒がバグって発狂しかける。ロードに首輪をつけられたり愛人ポジになったりもしている、基本はバイオレンスなクソ犬、ver.2は偉そう 【その他裏話】 空の境界読んで影響されまくってできたキャラ、多分最後は無意味に死ぬ。
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/786.html
「…ん?」 エドガーが演説している間に計器を見ていたデッシュが、眉をひそめた。 「なんだいこりゃあ?」 その声に反応してピサロがデッシュの操作していた機械の隅を覗き込む。 三つのデジタル時計がそこにあった。 一番右の時計は目にも留まらぬ速度で時を刻み、真ん中はそれよりも遅いが、やはりかなりの速さで時を刻んでいる。 最後の一つだけが、正確に、感覚と同じ時間を刻んでいた。 「む…」 ピサロはふと、自らの懐中時計を取り出してみた。 その針は、仮想空間に居たときと同じく、目にも留まらぬスピードで動いていたのだが… さらに、早い。秒針などすでにその瞳でとらえることは出来ず、分針すらその洒落た形を認識できない。 そして、その針のスピードは一番右の時計とほぼ同じだった。 この時計は現実世界と同じスピードで動いていたはず…だとするならば。 「一番右は現実世界。左はおそらくこの世界…」 「んならこの真ん中のは…仮想世界か!」 時間の流れが違う。これはおそらく、管理をしやすくするためだろうか。 さすがに24時間監視し続けるのは大変だし、こんな事が起こる可能性を考慮してなど居ないだろうからざっとした管理でも良さそうではあるし。 しかし、つまり、これは… 「どれくらいのズレがでた?」 「一寸待て、今計算してる」 デッシュは二つの時計を見ながら口の中でブツブツと何かを呟き始める。 演説を終えたエドガーが眉をひそめながらこちらに歩いてきて、ピサロに説明を求めていた。 「ん…だいたい分かった」 デッシュはふぅと息を付いて、デシタル時計から目をそらした。 「正確なことは分からないが…多分、半日以上はずれてると思う。 向こうは…そうだな、夜中の十二時は過ぎてるんじゃないか?」 デッシュがそう言ったとたん、旅の扉はぐいっと大きくゆがんで。そして… ※時間がズレています。ミットガルにおいて放送および旅の扉の出現は午前0時 ←PREV INDEX NEXT→ミッドガル編 ←PREV デッシュ NEXT→ ←PREV エドガー NEXT→ ←PREV デスピサロ NEXT→
https://w.atwiki.jp/genz/pages/405.html
アーミーナイフ 恩寵の短剣 恩寵の時計 時計塔 機械産業の勃興 きれいなクラゲ 多目的ナイフ 猫と犬の前足が重なった腕輪 不屈の大義 再び小笠原へ 生存者捜し 巨大工廠 大量産命令 バンバンジー・ヘリ バンバンジースーツ 古代超辛帝國の血筋 黒い辛さ結社の登場 超辛変身 アーミーナイフ t:→次のアイドレス = 多目的鞘(アイテム),スコップ(アイテム),バヨネット(アイテム),ナイフ格闘術(技術) 恩寵の短剣 t:→次のアイドレス = 助けてダガーマン(イベント),3000マイルレイルロード(イベント),ダガー訓練(イベント),訪問旅行(イベント) 恩寵の時計 t:→次のアイドレス = 記念写真(イベント),オルゴール(アイテム),時間旅行(イベント) 時計塔 t:→次のアイドレス = 時計の街(イベント),待ち合わせ(イベント),からくり時計塔(施設) 機械産業の勃興 t:→次のアイドレス = 大量消費社会(イベント),エコロジー社会(イベント),IT技術の発展(イベント),重工業の発展(イベント) きれいなクラゲ t:→次のアイドレス = びりびり(絶技),ぴかぴか(絶技),ぼーと哲学(技術),みんなでクラゲ見る(イベント) 多目的ナイフ t:→次のアイドレス = 携帯食料(アイテム),整備兵用ツールナイフ(アイテム),深夜の通信販売(イベント),キャンプ(技術) 猫と犬の前足が重なった腕輪 t:→次のアイドレス = 記念植樹(イベント),国際結婚(イベント),訪問旅行(イベント) 不屈の大義 t:→次のアイドレス = 死亡からの復活(イベント),王の葉(アイテム),銀の腕(マジックアイテム),えりすとの再会(強制イベント) 再び小笠原へ t:→次のアイドレス = 上陸戦(イベント),東京へ(イベント),広島へ(イベント) 生存者捜し t:→次のアイドレス = 隠された道(イベント),謎の人物との接触(イベント),生存者発見(イベント),墓参り(イベント) 巨大工廠 t:→次のアイドレス = 凍結艦隊(イベント),戦時量産型I=Dの開発(イベント),巨大ドック(施設) 大量産命令 t:→次のアイドレス = 弾薬備蓄(イベント),大規模軍事演習(イベント),戦略偵察(イベント),補給集積所の建築(イベント) バンバンジー・ヘリ t:→次のアイドレス = I=D・量産型バンバンジーヘリの開発(イベント),輸送ヘリの開発(イベント),ウォードレス・バンバンジースーツの開発(イベント),古代超辛帝國の血筋(イベント) バンバンジースーツ t:→次のアイドレス = 超辛腕時計(アイテム),超辛スティック(アイテム),超辛ソード(アイテム),熱血反応(絶技) 古代超辛帝國の血筋 t:→次のアイドレス = ヒロインの登場(イベント),一般人の幼馴染(イベント),バンバンジーメン(人) 黒い辛さ結社の登場 t:→次のアイドレス = 巨大悪役の登場(強制イベント),黒い少女の登場(イベント),辛き十二神将(イベント) 超辛変身 t:→次のアイドレス = 超辛戦隊カイサプシン(新番組)(イベント),実はそこにいた(絶技),隠された正体(イベント),見てしまった報道部部員(強制イベント)
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/24.html
◇ ――さあ、それでは馬車へお乗り。だが、いっておくがね、舞踏会には夜半よなかの十二時までしかいられないのだよ。 ――それから一分でも過ぎようものなら、この馬車はもとの南瓜になるし、馬は二十日鼠になるし、馭者は鼠になるし、この美しい服はもとのぼろ服になってしまうんだよ。 ――わかりました。それでは、かならず十二時前に帰ってまいります。 ◇ 「おはよう、マインフューラー」 緒方智絵里は、己の身体を揺さぶるサーヴァントの声で目を覚ました。 幸せな夢を見ていたような気がするし、悪い夢を見ていたような気もする。 もしかしたら――元の世界の夢を見ていたのかもしれない。 ただ、夢の中身は思い出せないし――今は、夢よりも現実のほうが大変な事態になっていた。 何の変哲もない、中年の主婦。 度を越した不細工でもなく、魔女と呼ばれるような美女でもなく、 極々普通に年齢を重ねた――もしかしたら、智絵里も将来そうなるかもしれないような女が、目をこする智絵里を見て笑っている。 「まだ、早かったかしら?」 寝ぼけ眼で時計を見ると、時間は8時少し前を指していた。 元の世界にいたならば、慌てていたであろうこの時間も――今の智絵里にとっては極々普通の起床時間だ。 学校へ行く義務もなく、仕事へ行く必要もなく、好きな時間まで眠っていればいいし、やりたいことがなければ一日中布団に入っていればいい。 もっとも、智絵里はそこまで自堕落な生活を過ごすつもりはなかったが。 「いえ……大丈夫です、バーサーカー……さん」 「朝ごはん、出来てるからね」 パジャマのまま、智絵里は一階に降りる。 今の智絵里の家は冬木市内にある二階建ての一軒家であり、彼女の部屋は二階にある。 押し並べて特徴のある外観をしているわけでもなく、サーヴァントがいるからと言って内部は要塞のようになっているわけでもない。 緒方智絵里は聖杯戦争という異常の中で、極普通の一般市民のように過ごしていた。 「おはよ、マインフューラー」 「今日は寝坊助だな、マインフューラー」 リビングルームでは、既に彼女のサーヴァント達が朝食を摂っていた。 中学生ぐらいの容姿の少年と、スーツを着た中年男性。 やはり、二人に特別な部分はなく、強いていうならば――少年の方は目の形が主婦に似ている。 インスタントの味噌汁。炊立ての白いご飯。お茶か牛乳のどちらが良いかと聞かれて、お茶をもらう。 ハムエッグは、タマゴが半熟になっていて箸で黄身の部分を突けば、黄金色がどろりと白身とハムに溢れ出す。 サラダに掛かっているドレッシングはごまだれ、そしてテーブルの中心には蜜柑が籠に入って置かれている。 腹の音が可愛く音を立てる。 サーヴァント達が笑っている、智絵里は頬を赤らめる。 「さて、マインフューラー……食事をしながらでいいから聞いてくれ」 食べ終わった蜜柑の皮をゴミ箱に放り投げた中年男性が、主婦にお茶を要求する。 ゴミ箱から数センチ手前に落ちた蜜柑の皮を、ゴミ箱に放り込んで主婦が中年男性にお茶を注ぐ。 「蜜柑の皮ぐらい、ちゃんと捨てなさいな」 主婦にそう言われて、照れ隠しのように鼻をこする。 中年男性は子どもの時から、そうするのが癖であったし、今もそうしている。 ごほんごほんと咳払いをして、彼は話を再開した。 「昨日、私の上司が私になった。おかげで有給が取りやすくなったよ」 「それは……よ、良かったです」 「私はどうだい?」 「私は町内会のおじいちゃんを私に」 「あの爺さんで大丈夫かなぁ?」 「何言ってるのよ?私は私達で出来ているのよ」 「おっと、そうだった……では、私はどうかな?」 「私は同じ部活の後輩を3人私にしたよ、すげーだろ」 「ほほう、私はすごいなぁ。私の若いころのようじゃないか」 異常な会話だった。 男は女を私と呼び、少年を私と呼び、そして彼らは自身に親しい存在を私と呼んだ。 まるで、万物が自分であるかのように、私という一人称は際限が無かった。 「というわけでマインフューラー、この冬木市において私の数は今のところ……まぁ、多いな、うん。 家族全員が私になった家庭や、一人暮らしの私も何人かいるから、引っ越したくなったらいつでも言ってくれ」 「は……はい」 「何言ってるのよ、私。マインフューラーは私の娘みたいなものよ、どっか行っちゃったら寂しいじゃない!」 「いや、すまんすまん」 「私もさぁ、マインフューラーは姉ちゃんみたいなもんだから、どっか行ったら嫌だぜ」 「……はい」 空間はあるいは狂気に満ちているように見えた。 しかし、この場にある家族愛のようなもの――あるいは平穏な雰囲気だけは本物であった。 智絵里は、こういった時に逃げ出したくなるような思いに駆られる。 何の変哲もない家族に、自分とバーサーカーが異物のようにねじ込まれてしまったことをはっきりと感じ取ってしまうからだ。 しかし、智絵里は逃げ出すことは出来ない。 聖杯戦争に巻き込まれ、彼女は世界との繋がりを失った。 この街に自分の家はない。 自分の所属していたアイドル事務所も無い。 通っていた学校はあるのかもしれないけれど、その出欠簿に自分の名前は載っていない。 友達もいない。仲間もいない。ファンもいない。家族もいない。 大切な人――プロデューサーもいない。 だから、偽りでも――自分が異物であっても、この家か、あるいはバーサーカーの庇護下にあるしかない。 それに、この空間があまりにも暖かいから。 異常で狂気に満ちて、しかし平穏で――彼女が望んだものがあるから。 何時だって家族がいるから。 だから、魔法にかけられたように、彼女は逃げられない。 気づくと、時計は8時半を指していた。 ◇ 冬木市に智絵里が召喚された時、時計は8時半を指していた。 その時、智絵里は薄着で――そして、冬木は夜で、冬だった。 小さくくしゃみをして、周囲を見回すと――そこは公園で、時計台と遊具があって、現在地は確認できなかったけれど、時間だけはすぐに確認できた。 「ど……どういうことなんですか……?」 腰が抜けて、その場に智絵里が座り込むと、くしゃりと枯れた雑草を踏む感触があった。 時間と空間の両方を移動したとしか思えなかった、ドッキリだというなら早急にネタばらしをして欲しかった。 しかし、世界は残酷なまでに無音で、音が凍りついて耳に届かないのではないかと思うぐらいに寒かった。 「誰か……」 なんとなくもう帰れないのではないかと思い、泣きそうになり、 そして、家族や友人、仲間の顔、ファンの顔、そして――プロデューサー、彼女の大切な人の顔を思い浮かべて、涙が止まり、掌に熱が走った。 焼けつくような熱さと共に、智絵里に記憶が刻まれていく。 聖杯戦争、サーヴァント、マスター、令呪、聖杯、冬木市。 大変なものに巻き込まれてしまったと思うよりも先に、途中だった仕事をどうすれば良いのだろう、と智絵里は思った。 何もわからない状況から、急激に色々とわかってしまったせいで、逆に現実的なことを考えてしまった。 智絵里は――アイドルだ。 テレビ番組で動物と戯れている最中に、この聖杯戦争に巻き込まれてしまった。 まず、共演者の方、スタッフの方、事務所の方、色んな人間に掛かる迷惑を智絵里は考えてしまった。 そして、ワンテンポ遅れて――知識としてではなく、現実的な問題としての聖杯戦争を認識した。 誰かを殺したことはない。暴力を振るったこともない。けれど、殺されるかもしれない。 死にたくはないけれど、殺したくもない。 聖杯なんか要らないから、心の底から帰りたいと思う。 右手が存在を主張するかのように、熱を発する。 サーヴァント――その存在を思い出す。 どうすればいいか、相談に乗ってくれるかもしれない。 そして、相談に乗ってくれなくても――令呪でお願いすれば良い、ということは智絵里は認識している。 手の甲に、令呪は刻まれていない。 手のひらを見る、彼女を象徴するもの――四葉が刻み込まれている。 ああ、四葉だ。 捻くれた四つの葉なのだ。 悪い冗談みたいに、智絵里の手のひらには四葉【ハーケンクロイツ】が刻み込まれていて、 悪趣味にも、四葉の隙間から一本の茎が伸びていて、まるで――邪悪な四葉のクローバーのようであった。 「ジーク、ハイル」 驚きはあったが、予想は出来ていた。 サーヴァントのことは知らなくても、ハーケンクロイツは知っている。 そして、ハーケンクロイツを背負うサーヴァントは、彼女でも知っている。 「良い夜だね、お嬢さん【フロイライン】」 満月を背に、男が立っている。 仕立ての良いスーツ。腕章はハーケンクロイツ。勲章。 「私はバーサーカー」 男はよく通る声をしている。 聞き惚れてしまいそうな声をしている。 「真名は、アドルフ・ヒトラー」 そして、ちょび髭。 「だが、私を召喚した君こそが……といえるのかもしれないな」 ◇ 智絵里とバーサーカーは近くのベンチに座った。 相談しなければ、と思いヒトラーさんと言おうとした智絵里を、クラス名で呼んでくれとバーサーカーは窘めた。 教科書に載った人物が目の前にいる。 そう思うと、智絵里はドキドキが止まらなかった。 しかも、考えられる限り最悪の理由で教科書に載っている。 ドキドキの倍プッシュだった。 「さて、まず自己紹介をしなければならないが、マスター……いや、マインフューラー。 良くも悪くも私のことは、良く知っているだろう。君のことを聞かせてくれ」 マインフューラーという呼び方は、大仰で気恥ずかしかったが、智絵里にそれを言う勇気はなかった。 自分に従うらしいとは言え、相手はヒトラーであり――智絵里は人の上に立つことに慣れていない。 自身がアイドルであること、聖杯戦争に関わらず、すぐに仕事に戻りたいことを手短に話す。 途中で、何度もつっかえたが、バーサーカーは怒るでもなく、呆れるでもなく、優しく続きを促した。 「成程」 智絵里の話を聞いたバーサーカーはそう言って、深く頷いた。 そして、智絵里に目線を合わせたバーサーカーは、彼女の目を見た。 「君が私を呼んだ理由がわかったよ、嬉しくない話かもしれないがね、なにせ私と君は似ているという話をするのだから」 その言葉を聞いて智絵里は恐ろしい想像をした。 ヒトラーになる自分。虐殺する自分。ちょび髭の自分。 「もちろん、君が私のように……虐殺を行うというわけではない。しかし、君は私のように止まれないだろう、行き着くところまで行くだろう。 アイドルと言ったね、アイドル――偶像!偶像は偶像を見るのではない!偶像の奥に神を見る! 君は偶像になる!ファン!プロデューサー!上層部!スポンサー!スタッフ!そして目に見えぬ空気!誰もが君に影響を与えるだろう! アイドル緒方智絵里は緒方智絵里のものではなくなる!ファン!プロデューサー!上層部!スポンサー!スタッフ! 目に見えて!しかし目に見えぬ誰かのために!君は緒方智絵里であって!緒方智絵里でなくなる! 君は偶像になる!願望機になる!そうあれかしと!そうあれかしと!そうであってほしいもののためにそうである! 君は自分を捨てる!人形になる!アイドルは……いや!偶像はそうやって完成する! 君という器を願いで満たす!そして緒方智絵里が出来上がる!アドルフ・ヒトラーがそうであったように! 我が名はアドルフ・ヒトラー!民主主義により創り上げられた願望機!ドイツの救世主であれとされた!人民の願いの象徴!」 大仰な手振り身振り、声。テンポ。抑揚。 それは完全に煽動者の者であった。 その姿よりも彼がアドルフ・ヒトラーであると雄弁に語っていた。 「アドルフ・ヒトラーとは、私のことではない……私だけのことではない!」 「そうだ!私がアドルフ・ヒトラーだ!」 智絵里の背後から声がした。 それは何の変哲もない中年男性だった。 犬の散歩の途中だったのだろう、リードで柴犬を先導していた。 しかし、熱に浮かされたように、彼は叫んでいる。 自分こそがアドルフ・ヒトラーであると。 「誰もが皆!アドルフ・ヒトラーになる!」 「アドルフ・ヒトラーはアドルフ・ヒトラーだけのものではない!」 「当時のドイツという国の熱狂!狂気!それがアドルフ・ヒトラーを構成する!」 「故に!我らはバーサーカー!」 「どこまでも止まれぬ狂化を持ち!再び戦争へと挑む者!」 増える。 バーサーカーの演説が進むに連れて、アドルフ・ヒトラーが増えていく。 夜歩く金髪のヤンキーが、塾帰りの学生が、仕事帰りのサラリーマンが、アドルフ・ヒトラーになっていく。 緒方智絵里は自分のライブを思い出した。 一体感が――あった。 会場全体が一つになったような――究極の一体感が。 つまりあれが――バーサーカーであり、緒方智絵里であると、バーサーカーは言いたいのだろう。 「マインフューラー!聖杯戦争を誰も殺さず!誰にも殺されたくないというのならば!」 「この聖杯戦争が私になればいい!」 「私のように!」 「私のように!」 「私のように!」 「そうだ!上手く行っていたんだ!途中までは!!」 「次は失敗しない!!」 「夢を見よう!終わらない夢を!!」 「シンデレラ!終わらない舞踏会を!」 「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」 「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」 「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」 「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」 「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」「ハイル マイン フューラー!」 公園は狂気に包まれていた。幸せな狂気だった。 「マインフューラー……そう、君はマインフューラーと呼ばれる。緒方智絵里であって、緒方智絵里でない者になる。しかし、アイドルだ。 君がアイドルとなるのならば、あるいは――無血で聖杯戦争を終わらせることが出来るやもしれない」 「君が選択するが良い、流されないように、君自身で」 「殺すか、死ぬか、狂気で満たすか」 「良い選択を期待する」 「私は選択することが出来なかった」 「だから、私はバーサーカーになった」 「君はどうしたい?」 「私は……」 智絵里が言葉を発しようとして、ちょび髭のバーサーカーがそれを止めた。 「私の良心で言っておこう、この空気で発言するべきではない。君はアドルフ・ヒトラーを構成しようとしている。 私は私で動く、私を増やし、この聖杯戦争での勝ち筋を手に入れる。負け戦をするつもりはない。 次に会った時、君の選択を聞こう……それまでは、適当な私の家で休んでいると良い」 選択を決めかねて、 智絵里はちょび髭のバーサーカーと別れて、仮の家へと帰った。 今は未だ、投票で物事を決めることが出来る。 家に帰ると、時計は十二時少し手前を指していた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 アドルフ・ヒトラー 【出典】 20世紀ドイツ 【性別】 男 【属性】 秩序、中立、混沌、狂・善、中庸、悪、狂 【ステータス】 筋力:E 耐久:EX 敏捷:E 魔力:E 幸運:A 宝具:EX 【クラススキル】 狂化:EX 1+1=3は正解ではない、しかし集団がそれを正解とするのならば、1+1=3になる。 バーサーカーは狂っているのかもしれないし、狂っていないのかもしれない。 ただ、熱狂に陥った集団は濁流のように個人の理性を押し流す。 バーサーカーは会話し、日常生活を送り、家族を愛し、趣味を楽しみ、しかし判定不可能な狂気を抱えている。 【保有スキル】 カリスマ:EX 大軍団を指揮・統率する才能。 カール・グスタフ・ユングは「ヒトラーの力は政治的なものではなく、魔術である」と語っている。 バーサーカー達は一個の生物のように完全に統率され、決して裏切らず、しかし――どこへ進むかはわからない。 精神汚染:EX 同ランクの精神汚染が無い人物とも意思疎通は成立する。 言葉を交わし、笑い合い、愛しあうことも出来る。 しかし、それは個人単位の話だ。集団はどこまでも残酷になれる。 "敵"の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトし、"敵"との意思疎通を拒絶する。 煽動:A 声の調子、抑揚、リズム、身振り、手振り、そのカリスマと併せて、 例え地獄であろうとも、集団を煽動し、先導する才能。 【宝具】 【行こう地獄であろうとも、我々は 大勢であるが故に(ラスト・バタリオン)】 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:∞ 最大補足:∞ バーサーカーの本質とは、すなわち集団の熱狂であり、バーサーカーとは、アドルフ・ヒトラーのことであり、アドルフ・ヒトラーのシンパのことを指す。 カリスマ、煽動スキルによって、アドルフ・ヒトラーのシンパとなった者をバーサーカーと定義し、バーサーカーの一部として取り込む。 人間が集団意思に流される限り無限に増殖し続ける最悪の侵食宝具。 バーサーカーの一部となった者は、基本的に以前と同じ生活を過ごしながら、聖杯戦争の中で勝利するためならば如何なる行動も行う。 また、オリジナルのバーサーカー(アドルフ・ヒトラー)が死んだ場合は集団の中から、新たなアドルフ・ヒトラーが出現するため、バーサーカーは無限に再生する。 そのため、バーサーカーを殺そうとするのならば、マスターを狙うか、新たなアドルフ・ヒトラーの再生に伴う魔力消費によって、マスターの魔力を枯渇させるしか無い。 本人がそう望むために、新たなるバーサーカーを取り込む分には魔力消費は発生しない。 【weapon】 なし 【人物背景】 世界で最も有名な独裁者――であるが、バーサーカーとして召喚された彼は、集団の狂気の象徴に過ぎない。 歴史にIFは無いだろうが、もしも彼がいなかったとしても彼のような存在は求められ、そして彼のような存在は現れていただろう。 【特徴】 ちょび髭。 【聖杯にかける願い】 ? 【マスター名】 緒方智絵里 【出典】 アイドルマスターシンデレラガールズ 【性別】 女 【Weapon】 なし 【能力・技能】 『アイドル』 集団を魅了する。 【人物背景】 アイドルマスターシンデレラガールズに登場する天使。 人間だけど天使。そういう感じ。 【聖杯にかける願い】 生還する。
https://w.atwiki.jp/arianrhod_wh/pages/41.html
■ヴィクター・ライナックス・愁 PC:buriki ■金井 博 PC:sadai ■山川 シズカ PC:インガ ■天星 ミカ PC:黒Dr. ■荒木 圭介 PC:ダンガー
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/7950.html
チャット とは、【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面】のキャラクター。 プロフィール 作品別 おもなセリフ 関連キャラクター コメント プロフィール チャット 他言語 Tatl (英語) 性別 女 種族 【妖精】 初登場 【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面】 タルミナに住んでいる【妖精】。口は悪いものの、知識が豊富。 一人称は「私」。弟に【トレイル】?がおり、弟に対して過保護な面がある。 ボイスは無く、代わりにベルのような音が鳴る。 作品別 【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面】 嵐が起きているタルミナ平原で、弟のトレイルと共に雨宿りできる所を探して飛び続け、平原の南側にある大穴が開いている丸太の中で雨宿りをしていた時、同じく雨宿りしていた【スタルキッド】と出会った。 スタルキッドと友達になり、悪戯好きと知ってもついて行く事にした。 その後、とある森でスタルキッドやトレイルと共に【しあわせのお面屋】を襲撃し、スタルキッドは【ムジュラの仮面】?を手に入れて身に着けた。 これは本編開始前に起こった出来事であり、本編にて初めて沼地への道に行く途中で彼女がこの事を話してくれる。 本編が始まり、【エポナ】に乗ってかけがえのない友を探す旅を続けている【リンク】が、前述の森に入り込んだ。 スタルキッドの指示でエポナを驚かせ、リンクを落馬させる。この時スタルキッドが回収した時のオカリナを触ろうとしたトレイルに対し、危ないので触らないよう言っている。 スタルキッドを追ったリンクが【デクナッツ】?の姿に変えられた後、引き続きスタルキッドを追い始めたリンクに体当たりして足止めしていたが、逃げ始めたスタルキッドが扉を閉めてしまい、スタルキッドについて行ったトレイルとはぐれてしまった。 トレイルとはぐれた事はリンクのせいにしたが、その事について謝る事と、スタルキッドについて教えてくれる事を条件にリンクの相棒になる。その直後に自己紹介する。 クロックタウンへやってきた後は時計塔の中でしあわせのお面屋と再会し、クロックタウン内でリンクに【大妖精】に会うよう言った。 そして時計塔の屋上でスタルキッドやトレイルと再会する。トレイルがスタルキッドにぶたれた時は怒りを見せた。 スタルキッドがタルミナの上空に浮いている月?の落下速度を速めた時、スタルキッドから時のオカリナを取り返したリンクに対してオカリナは何に役にも立たないと言ったが、リンクがそのオカリナで時の歌を吹いた為、リンクの近くにいた彼女も時を遡った。 時が戻った後、時計塔の中でしあわせのお面屋から、スタルキッドが被っているムジュラの仮面について聞かされる。 トレイルが言っていた4地方の巨人?を解放する為。元の姿に戻ったリンクと一緒に冒険を始める。 巨人の1人目を解放した時、彼女は巨人の存在を知る事となる。 ウッドフォールの神殿を初めてクリアした時は、リンクへの仕打ちとエポナの事を謝った。いわゆる少し早いツンデレ。 4人の巨人を全員助け出した後、時計塔の屋上で月の落下を食い止めた直後にスタルキッドを問い詰めた。 スタルキッドの顔から外れたムジュラの仮面が月の落下を再開させた時、リンクに時の歌を吹くよう言ったものの、リンクはムジュラの仮面を追って月の中に行く事を選択した。 トレイルと一緒に時計塔へ残ろうとしたものの、トレイルがリンクについて行く事を決めた為、それを静止して結局彼女がついて行く事になった。 2回目以降はこの出来事を知ってるので、彼女はトレイルを安心させてからリンクについて行く。 最後の戦いを終えて月が滅び、ムジュラの仮面から魔力が消え去った後は、友を探すリンクと別れる事になったが、最後はリンクへ別れの挨拶を言った。 機能としては、【ゼルダの伝説 時のオカリナ】/【ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D】のナビィとほぼ同じ。 『時のオカリナ』にも登場した敵をチェックしてアドバイスを聞くと、大半の敵は名前の直後に「知らないの?」と付け加えてくる。 【ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D】 『時のオカリナ』にも登場した敵のアドバイスを聞いた時に、「知らないの?」は言わなくなった。 団員手帳にアラームを設定すると、彼女がそれを知らせてくれる。 【ゼルダ無双】? おもなセリフ アンタはダメよ、 トレイル !落として、ケガでもしたら どうするの あぶないから、さわっちゃダメ!!『ムジュラの仮面』のプロローグムービーにて、スタルキッドが持っている時のオカリナに触れようとしたトレイルに対してのセリフ。 ああっ!弟に何てことするのよ スタルキッド!!アンタそれでも 友達なの!『ムジュラの仮面』のクロックタウンの時計塔上部(初回)にて、トレイルを殴り飛ばしたスタルキッドに対してのセリフ。 ねえ!その… アンタに 今までしたことと馬のことは…謝るわ …ゴメン!ちゃんと 謝ったからね!根にもたないでよ!『ムジュラの仮面』のウッドフォールの神殿を初めてクリアし、誓いの号令を覚えた後のセリフ。但し、他の神殿を先にクリアしてない事も条件に含まれる。 もう、アンタの思い通りには させないわ!『ムジュラの仮面』のクロックタウンの時計塔上部(2回目以降)にて、トレイルを殴り飛ばしたスタルキッドに対してのセリフ。 関連キャラクター 【トレイル】? 【スタルキッド】 【リンク】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/38.html
006 始まってしまった物語に、奪われたままの時に ◆dKv6nbYMB. ―――カチリ 時は進む。 ―――カチリ そのことを我々に知らせるために、時計の針はその秒針を刻んでいく。 ―――カチリ 時に時計はズレが生じていることがある。だが、それに気付くのは容易なことではない。 そして、気付いた時にはもう手遅れになっていることも珍しくない。 『お...おれの時計が進んでいたっ!?すると、おれは正午前に弾丸を撃っていたことになる!今からが正午だ!なにが起こるってんだ!?』 『皇帝』のカードを示唆された男がそうだったように。 『まずい、ビルが...時間が止まらない!そんな...』 時を遡る魔法少女がそうだったように。 それでも、時計の針は進んでいく。 ―――カチリ 例え、それが間違ったものだと解っていても。 ―――カチリ 「どうして、こんなことになっちゃったんだろう」 時計塔の最上階で目を覚ました鹿目まどかは、そんなことをぽつりとつぶやいた。 当然と言えば当然だろう。なんせ、いきなり変な場所へ集められ、その上殺しあえと言われたのだから、こんな言葉の一つや二つが出ても仕方ない。 怖い。あの広川という男が。そして、人を殺さなければ生き残れないというこの状況が。 デイバックを探る両手が、自然に震えていた。 ただの一般人だった彼女が恐怖を抱かないはずがなく、今にも泣き出しそうになっていた。 だが、名簿を見た瞬間、その震えは治まった。 幸か不幸か、この場には彼女の親友や先輩たちが四人も集められている。 心強くもあるが、反面、大好きな人たちまでもがこんな目に遭っていることには悲しさも感じる。 まどかは思う。彼女たちを誰も死なせたくはないと。 元からこんなバカげたことに乗る気はない。だが、その名前を見たことにより、その決意は更に固まった。 (とにかく、みんなと合流しないと) そう決めたまどかの行動は早かった。さっさと荷物を纏めてデイバックを担いだ。 こうしている間にも、みんなが酷い目に遭っているかもしれない。 まどかは焦りを憶えつつ、階段をかけおりる。 その焦りのせいだろうか。 ―――スルスルスル まどかは、時計塔の外壁を這う気配に気づかなかった。 ―――ススススス 時計塔は入口に扉がなく、階段を下れば出入りが可能な仕様となっている。 まどかが時計塔から下りようと階段をおり、あと数段で出られる、そこまでたどり着いた時だった。 ズルリ 「きゃっ!」 なにかを踏みつけ、階段から足を踏み外す。と、同時に グッパオン まどかの左膝が裂け、血が噴き出す。 空中へと放り出され、180度回転するまどかの足を、側の木の枝が掠めていく。 ほとんど下りかけていたことが幸いし、まどかはそのまま入口に転がり落ちたが、膝以外は大した怪我はなく済んだ。 「な、なに...なんなの?」 左膝から流れる血を押さえる。 (なんで膝が...枝で切ったのかな。それに、なにかで滑ったような...) なにがなんだかわからないといった感じで、まどかは辺りを見まわす。 視界の端に捉えたのは、ゆっくりと近づいてくるひとつの人影。 人影の正体は、長身の青年で、ルックスもイケメンだ。ただ、右目を隠すほどに垂れ下がった前髪と、両耳に付けたピアスはどこかしら奇妙な印象を受けた。 「そこのきみ」 いきなりの青年の登場に、つい身構えてしまう。 「そんなに警戒しないでくれ。わたしはこんな殺し合いで優勝するつもりなんてないよ。 不安なら、このデイバックは地面におこう。...さっき、すごい転び方をしていたが、大丈夫だったかい?」 青年の柔らかい物腰と、殺し合いをする気はなく、階段から転んだところを心配してきたとの言葉に、まどかはひとまずホッと胸をなでおろした。 同時に、あんな不様な転び方をした自分が恥ずかしくなり、思わず顔が赤くなってしまう。 「ん?その膝...出血しているじゃあないか。このハンカチで応急手当をするといい。傷口を押さえる前に、血を拭いた方がいいかもしれない」 「あ、ありがとうございます」 青年から差し出された四つ折りのハンカチを受け取り、厚意に甘えて血塗れの膝をふく。 (そうだよね。いきなり殺しあえなんて言われて、簡単にそうする人はいないよね) いきなり優しい青年に会えた安心感からか、まどかの顔からは焦りや恐怖といった感情は薄れていた。 ふと、ハンカチの内側から文字が覗いているのが目にとまった。 純粋な好奇心から、まどかはハンカチを開いてしまった。 人間とは、とかく好奇心に弱い生き物だ。 禁止されていることほど興味が湧き、物事に続きがあると知れば、どうしても結末まで見届けたいと思ってしまう。 『このラクガキを見て うしろをふり向いた時』 もしもまどかがこのラクガキに気付かなければ、せめて続きを読む前に振り向いていれば彼女の運命は変わっていたかもしれない。 だが、彼女は己の好奇心に負けた。彼女は、その続きを開いてしまった。 『おまえは 死ぬ』 「えっ?」 文字を読んだまどかが思わず振り向くと、そこにいたのは緑色の異形。 「エメラルドスプラッシュ」 青年の発した言葉と同時に、緑色の結晶が放たれ、まどかの視界は黒く塗りつぶされた。 「......」 頭部を破壊され、ヒクヒクと痙攣を起こして横たわる少女を見下ろしながら、花京院典明は思う。 これは自分がやったのだ。自分のスタンド『法王の緑』で、幼気な少女を殺害したのだ。 スタンド使いである以外、一般の男子高校生である自分にとって、これは初めての殺人だ。だが... 「...想像してたより、なんてことはないんだな」 彼は、悔やむどころか、悼むことも、ましてや昂ることもなく。殺人という行為に一切の感情を感じることができなかった。 そうだ。いったい、世界でどれだけの人間が人を殺していると思う?数えるのも馬鹿らしくなってくる。 自分の初めての殺人はこの少女になった。今の彼にとっては、ただそれだけのことなのだ。 ただ、あの御方なら彼女をどう扱ったかが気になったが、足元に敷いた『法王の緑』に気付かず足を滑らせる程度なら、あの御方には必要ないだろうと判断した。 「よし。殺人がこの程度のことなら問題はない。一刻も早く、ジョースター一族とモハメド・アヴドゥルを殺さなければ」 やがて少女の痙攣が治まると、花京院は彼女のぶんのデイバックも担ぎ、少女に一瞥もせずその場を後にした。 花京院典明の言葉は本当だ。彼は、己が優勝する気など微塵もない。 ならば、なぜ鹿目まどかを撃ったのか?答えは簡単。他に優勝させたい者がいるからだ。 彼はここに連れてこられる前、ある男に忠誠を誓った。その名は、悪のカリスマDIO! つまり、己の命の保身より、ここに連れてこられている彼を優勝させることが花京院の目的となっているのだ。 彼が何故DIOに対してこれほどまでに心酔しているのか。その答えは、彼の額に蠢く肉片にあった。 DIOが花京院の脳に埋め込んだ肉の芽は、彼から善悪の感覚を奪い、ただDIOの命令に従い、忠誠を尽くすよう仕向けていた。 この肉の芽がある限り、DIOへの忠誠は決して覆ることはないのだ。 ―――カチリ 時計は時を刻んでいく。 ―――カチリ 本来の時間軸ならば、彼は肉の芽の呪縛から解き放たれ、DIOという『黒』を打ち倒す『白』の道を歩むはずだった。 『占い師の私に予言で闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな』 誰よりも熱き魂を持った、エジプトの頼れる占い師。 『ガウガウガウ!』 成り行きではあるが、共に巨悪へと立ち向かった、愚者を名乗る勇者。 『我が名はJ・P・ポルナレフ!我が妹の魂の名誉のために!我が友アヴドゥルの心のやすらぎのために...この俺が貴様を絶望の淵へブチ込んでやる!...こう言って決めるんだぜ』 どこかとぼけた三枚目の、誇り高きフランスの騎士。 『このジョセフ・ジョースター、このような状況は今までに何度も経験しておる!』 ひょうきんな性格で、敵を華麗に欺く老練なる策士。 『なぜお前はわたしを助けた?』 『さあな...そこんとこだが、おれにもようわからん』 そして、無愛想だが、確かに熱い思いを胸に秘めた不良高校生。 『後悔はない...今までの旅に...これから起こる事柄に...僕は後悔はない...』 たった数十日間だが、共に戦い、泣き、笑い合う、気持ちが通い合う初めての『仲間』を得るはずだった。 ―――カチリ だが、奪われた時間をそのままに、物語は始まってしまった。 仮に、肉の芽の呪縛から解き放たれたとしても、もう遅い。 彼らはこの殺し合いに巻き込まれてしまった。彼はなんの罪もない少女を手にかけてしまった。 いくら他人に許されることがあろうとも、彼自身が、この場にいる仲間になるはずの者たちと手を取ることが許せなくなるだろう。 もう、本来あるべき形に戻ることはできない。奇跡や魔法でもなければ、時間を撒き戻すことなんてできやしない。 そのことを知る由もない花京院の頭上を、夜空に輝く6つの星屑が落ちて消えていった。 ―――カチリ 狂った時計の針は、もう止まらない。 【A-2/一日目/深夜】 【花京院典明@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:健康 [装備]:額に肉の芽 [道具]:デイバック×2、基本支給品×2、油性ペン(花京院の支給品)、花京院の不明支給品1~2 まどかの不明支給品1~3 [思考・行動] 基本方針:DIO様を優勝させる。 1:ジョースター一行を殺す。(承太郎、ジョセフ、アヴドゥル) 2:他の参加者の殺害 3:DIO様に会えれば会いたい。 ※参戦時期は、DIOに肉の芽を埋められてから、承太郎と闘う前までの間です ※額に肉の芽が埋められています。これが無くならない限り、基本方針が覆ることはありません。 ※肉の芽が埋められている限りは、一人称は『わたし』で統一をお願いします。 ※この会場内のDIOが死んだ場合、この肉の芽がどうなるかは他の方に任せます。 花京院典明は一つの失態を冒した。 彼の一撃は、確かに普通の人間ならば致命傷だった。頭を吹き飛ばされて無事な人間などいないだろう。 そう、人間ならば。 彼が撃ったのは、契約により魂を抜かれ、事実上人間を止めた存在、魔法少女。その中でも、とびきりの魔力を持った最強の魔法少女。 そして、その本体であるソウルジェムが砕けぬ限り、彼女が死ぬことはない。 吹き飛ばされた肉片が、徐々に肉体へと戻っていく様を見ることなく、花京院典明はこの場を立ち去ってしまった。 彼女が目を覚ましたとき、どう行動するかはわからない。 だが、わかることはひとつ。 これからの彼女は、花京院典明を『敵』とみなすだろう。 そして、その力を持って、彼女が『敵』をどうするか。 それは誰にもわからない。 【A-2/時計塔付近/一日目/深夜】 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 [状態]:頭部半壊 気絶中 ソウルジェム濁り中 魔力消費中 [装備]:見滝原中学の制服 中指に嵌められたソウルジェム(指輪形態) [道具]:なし [思考・行動] 基本方針:ゲームに乗らない。みんなで脱出する。 1:気絶中 2:??? ※参戦時期は、魔法少女の素質がかなり高い時期からの参戦です。既に契約済みです ※制限は加えられていますが、この会場にいる暁美ほむら、美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子の誰よりも魔力は高いです。 ※時計塔の近くで倒れています。 ※魔力を消費しながら、頭を修復しています。自動で行われていますが、早ければ1時間以内、遅くとも2~3時間以内には完全に修復します。 ※この修復による魔女化の心配はありませんが、仮にまどかの身体が必要以上に損壊された場合、魔女へとなる危険性はあります。 ※『このラクガキを見て うしろをふり向いた時 おまえは 死ぬ』と書かれたハンカチはまどかの近くに放置されています。 時系列順で読む Back パラサイトの星は流れた Next 展望は無いが度胸でクリアするしかないや 投下順で読む Back パラサイトの星は流れた Next 展望は無いが度胸でクリアするしかないや GAME START 花京院典明 047 笑う女王と嗤う法皇 鹿目まどか 029 人外の定義
https://w.atwiki.jp/mbmr/pages/167.html
終末のアイドル~what a beautiful wish~ ◆yOownq0BQs 「誰も、いねぇな」 そろりそろりと忍び足で松永涼は一人、夜の街を歩いていた。 自然と表情がこわばっていく。イングラムを握りしめた手は冷たく、温かみが存在しない。 殺し合いが行われているという事実は彼女の体を通常より固くさせうには十分すぎるくらいの効果を発していた。 「くそっ、ぶるってんじゃねぇよ。アタシ」 日常から非日常へ。 手に握りしめたイングラムが嫌でも非日常を想起させる。 安全装置は解除した。トリガーに指を絡めた。 だが、そこから先がうまくいかない。 他の参加者に合っていないことも理由に入ってるが、銃弾を放つということに涼は強い忌避感を持っていた。 (アタシは誰の為に銃口を向ける? 自分の為? 小梅の為?) 忌避感を持つのも当然のことだ。彼女はごく普通のアイドルであり、すぐに殺し合いに適用できる人間ではない。 むしろ、殺し合いと言われて簡単に乗ってしまう人間の方がおかしいのである。 (こんな様で護れるのか? 小梅を) 虚空に投げかけるが、答えは帰ってこない。 神様は残酷だ、答えは自分で探せとせせら笑っている。 実に、苛つかせてくれるではないか。 「だああああああああああああああっ! わっかんねーー!!!」 どれだけ考えても最適の解――たったひとつの冴えたやりかたは思い浮かばなかった。 乗るか、乗らないか。 誰が為に銃を向けるのか。 どれもこれも、難しすぎて涼には荷が重かった。 「ふざけんな、ふざけんなっ!」 自分はただ、小梅と一緒にアイドルを続けて歌を届けたいだけなのに。 何故こんな目にあわなくちゃいけないんだ。悪いことだってしていない。なのにっ! 涼は顔を渋く歪ませて、夜の街を歩く。 誰でもいいから、他の参加者に会いたかった。 もう、『孤独』は嫌だった。 「……ん?」 涼はふと背後を振り返る。 何か、後ろの建物の影から物音が聞こえた気がしたのだ。 涼はイングラムを向けて声を張り上げる。 「そこに誰かいるんだろっ」 誰かと話せるのが嬉しい半面、出てくるのが殺し合いに乗っていた人物だったら。 涼の心境は複雑だった。もしもの場合は決断を迫られることになる故に。 (頼むから、アタシに引き金を引かせないでくれ……!) 心の中で強く念じながら建物の影から現れたのは――。 「す、すいまえんっ」 自分よりも小さな可愛らしい女の子であった。 おまけに、出てくる時に噛んでいる。 何処の天然サンだよ、と涼はひとりごちる。 だが、一方で安心したという思いもあった。 (こんな奴が乗ってる訳、ねぇよな……) 見た感じ、サンタさんをまだ信じていそうな小さな女の子だ。 おどおどしている様子が小梅と重なって自然と顔に笑みが浮かんだ。 「えっと、アンタは乗っているのかい?」 初めの一言はたどたどしく、そして意味をあまりなさない言葉だった。 あほかーっと涼は心中で叫び散らす。 そもそも乗っている奴が素直にはい、乗ってますなんて言う訳ないだろうが、とぼそっと呟いた。 加えて、馬鹿じゃないんだから乗っている者が真っ正直に姿を現す訳ない。 結論。乗ってない。涼は少女の答えを待つことなくそう決めつけた。 その結論は、次の瞬間。外れてしまう訳なのだが。 「ご、ごめんなさいっ……」 「は?」 頭をガシガシと掻いて銃口を下ろそうとした時、涼は目をぱちくりとせざるを得なかった。 ころころと涼の元へと転がってくる黒い塊。なぜだか知らないが、涼は直感で『ヤバいブツ』だと判断した。 いやいやいや、洒落になんねえよと叫ぶ暇もない。態勢なんて気にせずに、涼は後ろに全力疾走を始める。 できるだけ、あれから離れなくては。普段見せることのない緊迫した表情を浮かべ、疾走した。 数秒後、爆炎と閃光が後ろから涼を舐めつける。 運が良かった。黒い塊をすぐにヤバいものと認識し、逃げていなければ自分はあの世にひとっ飛びだった。 「……畜生」 走る。爆炎が見えなくなる場所まで来ても、涼は走り続けた。 後ろは振り向かない。振り向いてしまったら――死んでしまうかもしれないから。 認めたくない現実が。自分を殺そうとする爆炎が。小柄な少女が。 自分を殺そうと牙をむいているかもしれない。 そう思うと、とてもではないが後ろなんて見ることは出来なかった。 「は、はは……殺し合いはもう始まってるってことか!? 会う奴全員っ、誰も信じられねぇってことか!? なぁ、おい!!」 自然と瞳からは涙が溢れ出してくる。 ファンやプロデューサーに歌を届けたかっただけのささやかな願いすら踏み潰す殺し合い。 信じたくても信じられない環境が憎かった。 手に持ったイングラムが憎かった。 襲いかかってきた少女が憎かった。 「あんな小さな奴が乗るくらいなんだ……アタシ以外は皆、小梅も……!」 信じられない。心の表面ではそう思ってはいるが。 「信じたいよぉ……一人は、嫌だよっ」 信じたかった。誰かを疑うことなんてしたくない。 皆で手を繋いで殺し合いなんてくだらねぇって言い合いたい。 だが、現実は――殺し合いを肯定した。 「プロデューサー……小梅……っ!」 今この瞬間、松永涼は『孤独』だった。 「……逃しちゃいました」 もう一人の少女、緒方智絵里は広がっていく爆炎をじっと見つめていた。 涼を追いかけることもせず、ただじっと。 (わたしには……向いてないのかな) 気配を隠すことも出来ず、呼ばれたらノコノコと出てしまって。 頑張ってストロベリーボムを投げても人を殺めるには至らない。 これでは落第点を付けられてもおかしくはない。 そもそも、緒方智絵里は元来優しい女の子だ。 人を殺せと言われて、すぐに実行できる程、肝っ玉は大きくない。 (後ろから……これで刺した方が、よかったかなあ) 智絵里がストロベリーボムを使ったのは単に威力がすごいからという理由だけではない。 怖かったのだ。直接相手に危害を加えることが。 アイスピックで突き刺す、それは人を殺す感触を直に味わうということだ。 (怖いって、思っちゃった……助けなきゃ、いけないのに) 殺し合いに乗る決意をしたはいいが、本当に人を殺すという覚悟はまだ定まらない。 優しさ故に、躊躇してしまう。最後の一歩が踏み出せない。 殺すということはそれだけの重みがある。 その人のこれからの人生を奪うということなのだ。 智絵里も重々承知している。それでも。 (絶対に、助けます……プロデューサー) 助けたいのだ。護りたいのだ。愛したいのだ。 禁忌を犯してでも、貫きたい想いがあるから――智絵里は乗ったのだから。 それは友人を蹴落としてでも掴みたい願い事。 誰にも譲れない本気の恋。 (わたし、頑張りますから) 炎の欠片が路地に散っていく。 それは、少女の決意を祝うかのように燦々と輝きを増していく。 (だから、もう一度……わたしの頭を撫でて下さい) きっと、貴方に辿り着くから。 気弱な少女は揺らぐことはあっても、俯くことはしなかった。 【B-4/一日目 黎明】 【松永涼】 【装備:イングラムM10(32/32)】 【所持品:基本支給品一式、不明支給品0~1】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:小梅と合流 小梅を護る? 疑心暗鬼? 1:小梅と合流する。 次に出会う参加者に対してどうする? 【緒方智絵里】 【装備:アイスピック】 【所持品:基本支給品一式×1、ストロベリー・ボム×10】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本方針:生き残り、プロデューサーに想いを伝える。 1:殺し合いに賛同していることを示すため、早急に誰か一人でもいいから殺す。 前:彼女たちの中にいるフォーナインス 投下順に読む 次:デッドアイドル・ウォーキング 前:彼女たちの中にいるフォーナインス 時系列順に読む 次:デッドアイドル・ウォーキング 前:揺れる意志、変わらぬ夜空 松永涼 次:確固たる意志、明ける夜空 前:アイドルだけど愛さえあれば関係ないよねっ 緒方智絵里 次:孤独月 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/shion-atori/pages/445.html
#blognavi 戦いは終わった。多くの怪我人は出たが、俺達は誰も死ぬことなくこの終末を乗り切った。 朝方、竜王の身体に異変が生じ、なんだか名状し難きモノになっていった。 それを見た時、仲間達は半ば自棄になったように様々な意見を出してきた。 金執事は大学を使った篭城作戦に切り替えるよう進言してきた。 李刻は俺に隊長の義務として一発逆転の策をひねり出せと言ってきた。 ポン刀メイドはあまりの異様と強大さに自爆攻撃を提案してきた。 弾輝は大学を開放し、結界組にも戦ってもらおうと言った。 シィルは一度この深宮を脱出し、戦力を整えてから奪還しようと望んだ。 リンはダイダロスで深宮の地表ごと竜王を消し飛ばす作戦を考えた。 ノルンは深月の力でなんとかできないのかと聞いてきた。俺の深月も流馬のアグニーも エネルギー不足だと告げると、口を閉ざし部屋に下がった。 絆は、地上で対神級対消滅爆薬を使いすべてを無に返すことを立案した。 刹那は、突然見え始めた何百というパターンの死の予言に気を失った。 そんな中、俺と流馬はどの作戦もとらず、二人で混沌竜王と戦うことを選んだ。 諦めの混じった心で戦うことほど危険なことはないと知っていたからだ。 残ったわずかなエネルギーで深月、アグニーを活用し、諦めずひたすらに 牽制を繰り返した。倒すことよりも倒されないこと、相手のやろうとしている ことを妨害することを念頭においた不毛とも言える長い戦いだった。 途中から他の皆も戦いに参加し、勝ち目のない戦いに全員全力で挑んだ。 まあ、俺と流馬には勝算があった。流馬もそうだったらしいが、 今朝起きた変化に対して俺が一番最初に思ったことは こんなにおいしい場面にあいつが現れないはずがない ということだった。 実際に現れたのは昼過ぎ、光の束が降り注いで異形の物体から 核である竜王と聖音姫、そして琴を弾き飛ばし、竜王をそのまま海底へと 押し返した。琴と聖音姫はその場に残った。異形の物体はそれでも暴れ続けたが、 オメガなしでも戦えると判断したのか光の巨人は世界の引き上げに向かった。 大きく三つにわかれた混沌竜王は中州、ダイダロス、中央市街を襲おうと動いた。 ダイダロスの防衛力とルーシィのことを信じ、俺達は中州、市街、ダイダロスと 近いほうから撃破していくことにした。市街に被害は出るだろうと金執事と弾輝が 市街に先回りしたが、それは結果的に無用の心配となった。 俺達が中州の一体を倒した時、他の二ヶ所ではすでに戦闘は終了していたらしい。 ダイダロスの一体は、師匠とトモエさんが瞬殺したそうだ。ハルカは修理中らしいが やはりこの二人には大した被害はなかった。どうやったら倒れるのか誰か教えてほしい。 市街の一体は深宮大学から援軍として出てきたウィザードが倒したらしい。 中でも決斗は衝子、楯、閃一くん、叢雲さんの装備を借り、さながら人間兵器か ハリネズミようだったと弾輝が言っていた。 姫さんの映像が復活して必死に世界のことを託す演説を繰り返しており、 誰からともなく大爆笑になった。生きているからこその笑いだった。 その後、ゲンさん、ルセリアが戻ってきた。ライラック(未来)はライラックとの 接触をさけるため、中州には来ず、深宮大学の地下施設に行ったらしい。 ゲンさんは俺が先に戻っていることを不思議がり、そして背が縮んだか、と聞いてきた。 少し凹んだ。 ルセリアを皆に紹介したらロリコン扱いされた。酷すぎる。かなり凹んだ。 夕方、三木譲と悟が中州を訪れた。 おかえりと言ったら二人とも妙に恥ずかしそうにしていた。 シャイタン=バァルは六百六十六に砕かれ紅き月の向こうに葬られたそうだ。 明日祝勝会を行うこととなり、今日は解散となった。もうみんな休んでいる。 俺も今回の顛末を書き終わったら早く寝たいと思う。 表向きの被害は重軽傷者(破壊されたヴァルキリー含む)五十五人、死者0人。 以上が今回の終末事件の顛末である。大勝利と言っても過言ではないだろう。 だが、俺の目標は達成できなかった。左京の消滅とライラックの意識不明。 この二つを取り戻さない限り、俺の終末は終わらない。 追記:夜、ルセリアと寝ていたら譲が襲撃してきた せっかく戦いぬいたのに終わった直後に殺されかけた やはり譲だけはどうにもならない、無理 カテゴリ [終末] - trackback- 2010年02月27日 23 32 08 #blognavi
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/20821.html
超起動!ライヘンバッハの深淵(ワームホール)! R 水文明 (7) 呪文 ■スーパー・S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。その時、自分のシールドが1つもなければ、この呪文にS能力を与える) ■バトルゾーンにある相手のコスト7以下のクリーチャーを1体選ぶ。相手はそのクリーチャーを自身の山札に加え、シャッフルする。 ■S―バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、山札に加えてシャッフルしてもよい。そうした場合、カードを3枚引き、このターンの残りを飛ばす。 作者:ザ=ガーン フレーバーテキスト (通常版) ライヘンバッハの最深部にてルパンを追い詰めたジゴロック。決着は間近かと思われたその時、ついに真の黒幕が姿を現した。 (MC版) “深淵”より噴出した眩い光。その光が消えた時、そこにジゴロックとルパンの姿はなかった…。 DMDC-03「探偵編 第3章 激突!ジゴロックVSルパン!〜ライヘンバッハの死闘〜」収録のスーパー・S・トリガー付き呪文。相手のコスト7以下のクリーチャーを1体、山札に加えさせ、シャッフルさせます。7マナで7コス以下を1体除去なので、手打ちするには微妙な効果ですね。ただ、除去の種類としては最上級です(あくまでも種類だけ)。 また、シールドが0枚であれば、自分のクリーチャーを1体犠牲にすることで、カードを3枚引きそのターンの残りを飛ばすことができます。クリーチャーさえ用意していれば確実に攻撃を凌げますね。 フレーバーテキストによると、結局“深淵”を止められなかった模様。ジゴロックとルパンはどこかに消えてしまったようです。 評価 名前 コメント サイクル 探偵編第3章収録のスーパー・S・トリガー呪文サイクル。自然には存在しない代わりに、火に2枚あります。 《聖裁の天門》 《超起動!ライヘンバッハの深淵!》 《煙魔王の獄門》 《神龍顕現》 《ハードボイルド・ハート!》 関連 《終末の時計 ザ・クロック》 《最期の一撃 ジゴロック・ストランド》 《王怪盗 ルパン・ラウール》 《大脳司書【阿頼耶識】》